女性の就職支援

働きたい!ママたちを応援する職業訓練制度「ハロートレーニング~急がば学べ~」

松久知美

「働きたい!けど自信がない...」ママたちへ

「仕事復帰、したいな。今はまだ子どもに手がかかるし、そのうち...。
と思っていたら、気づけばママ&妻業に専念して何年も経ってしまった。
世の中の変化が早くて、自分が会社で働いて身につけたスキルは通用しないかも。
会社で働くなんて、もう無理なんじゃないか...。」
なんてたくさんの女性がそんな風に自分を過小評価しているでしょう?
企業できちんと働き、会社を辞めてからは子育てという予測のつかないマルチタスクと家事をこなしている全ての女性は“デキる人”です。
とはいえ、長らく“社会で働く”ことから遠ざかっていると、いきなり就職に挑むのは心理的に難しいかもしれません。
そんな方の就職準備のために国の制度があるので、以下にご紹介します。

ハローワークからの就職支援が受けられる「ハロートレーニング~急がば学べ~」

ハロートレーニングは、厚生労働省が提供している主婦を対象にした無料の職業訓練制度です。(テキスト代別途必要)
このトレーニングを受講すれば、ハローワークや訓練実施機関からの積極的な就職支援を受けられます。また、一定の要件を満たす方は、訓練受講中の生活を支援する雇用保険の各種手当や給付金の支給もあるので、一度覗いてみることをオススメします。
会社を退職してから長期ブランクがある、これまでに一度も就業経験がない、といった方でも就職を希望していのであれば申し込めます。(※1)ハローワークでの職業相談、面接などの審査を経て、就職に必要な技術や知識を無料で学べます。(※2)

【訓練内容】事務、介護、建設、製造、デザイン、ITスキル、WEB設計など(最先端技術を含む多様な内容)
訓練コース一覧
富山県(厚生省富山労働局)
https://jsite.mhlw.go.jp/toyama-roudoukyoku/bnr/kunren23_00002.html
石川健(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 石川支部)
https://www.jeed.go.jp/location/shibu/ishikawa/jyukou.html
【期間】2カ月~6カ月
【申請場所】最寄りのハローワーク(住民票に登録の住所を管轄するハローワーク

この制度を利用して、福祉の仕事をしていた方が、以前から興味のあったIT業界への転職を目指してシステムエンジニアコースを受けてプログラミングやWebシステム構築などを学んでいます。インターネット店舗でのジュエリー販売の仕事を辞めた女性が溶接技術の訓練を受けて、精密板金・プレス加工の会社に溶接技術者として採用され、活躍している例もあるそうです。ものづくりでは、以前は男性が独占していた技術でも機械化・IT化が進み、力よりも緻密・丁寧さが重視されて女性技術者が増えているそうです。
ハローワークトレーニング利用者の約70%は女性です。こどもが小さいママ向けには、受講中の託児サービスがあるコースや短時間訓練コースもあります。さらに世帯収入が月額25万円以下等の条件に該当する場合、訓練期間中は月額10万円の手当ても支給されます。

自分にあった仕事を知るためにインターン制度を活用

仕事復帰するにあたり、自分は何が得意なのか?どういう仕事が好きなのか?どんな雰囲気の会社があっているのか?を考えるのはとても大切です。
大手転職サイトのビズリーチによる調査結果では、前職での在籍3年未満の早期離職者は39.0%にもなるそうです。離職理由のトップは「社風、所属先の慣習があわなかった」ためで、前職の在籍期間が1年未満の人は4割を超えます。
しばらく会社での仕事から遠ざかっていた方には、まずは短期の社会人インターンに参加してみることをお勧めします。組織で働くためのリハビリと自分にあう仕事や会社を知るのに最適です。ハローワークトレーニングでどんな技術・知識を学ぶかを決めるにもとても役立つと思います。社会人インターン情報を提供するサイトはいろいろある中で、「キャリターン」は数時間から2日間の短期間のインターンシップに特化しているのが特徴です。気軽にいろいろな業界、職種の仕事を体験できるのでお勧めです。是非、除いてみてください。

※1:ハロートレーニング「求職者支援訓練」の方の対象です。
※2:ただしテキスト代は自己負担です。

参考情報