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今こそ取り入れたい、"スペイン流"時間の使い方

北陸在住ママライター 東

はじめに

突然ですが、「スペイン人は時間にルーズ」と聞いたことはあるでしょうか?

実際私は1年弱スペインで暮らしていましたが、遅刻されたことはほとんどなかったし、時間にだらしないと感じたことはありませんでした。

それよりもどちらかというと、自分の好きな時間をたっぷり使うという印象。
家族や仲間と過ごす時間を大切にしている、いい意味でルーズ(=ゆとりがある)ということなんだなと感じました。


みなさんにもそれぞれ理想の暮らし方があると思います。
私は今でも、スペインで過ごしたあの時間の流れの中にもう一度身を置きたいと思ってしまうのです。

日本ではスペイン時間は通用しないのだろうか…

東京で暮らしていた時よりも今、富山で暮らしてみたら少しその可能性が開けた気がします。


これからの働き方、暮らし方に悩んでいる方へ、私の体験した暮らしの在り方が少しでもヒントになればと思います。

大切な人と過ごす時間はたっぷりと、それがスペイン流

大学時代スペイン南部のグラナダというまちに1年弱語学留学に行っていました。
最初の3か月はホームステイ。おばあちゃんが一人で暮らしている家でした。

そこで驚いたのは、週の半分以上は娘さん夫婦がランチを食べに来ること。
何がびっくりかといえば、平日で娘さん夫婦は仕事に出ているのに!ということです。


スペインにはシエスタという習慣があります。ランチを挟む13時~16時の間に2、3時間とる昼休憩。日中の暑い時間帯の労働を避けるため生まれた文化です。
日本では昼寝の時間という認識が広まっていますが、実際には家族や友人とゆっくり時間をかけてランチを楽しみます。(もちろんお昼寝してもいいんです)

シエスタを挟むため終業時間は20時ごろと少し遅くなりますが、それでも夜になれば外に繰り出し、気の合う仲間たちとサッカー観戦したりお酒を酌み交わしたり。
いくら夜を長く楽しもうが、スペインの人々の朝は早く、みんなしっかり仕事に出ていくのだから、これもまた驚き。

大切な人たちと過ごす時間がちゃんと日常の中に組み込まれていて、その時間をとても大事にする。
スペインは経済的に見れば決して豊かな国ではないけれど、そこに暮らす人々はものすごく豊かな生活をしているように私の目には映ったのです。

東京、そして富山へ

帰国してからもスペインで過ごした時間が忘れられず、日本のどこかにスペインを探していました。

それでも就職して働き始めると、現実を思い知るのです。

仕事も嫌いではなかったし、家族や友人がいる東京での暮らしは好きでした。
でも、通勤時間は往復3時間超…残業も含めて帰宅の遅い日が続けば、スペインは遥か彼方の夢の国…。

国も違えば、学生と社会人で環境も違う。スペインでの暮らしを追い求めても仕方ないとは思いつつ、東京での時間の流れに違和感を覚えることもありました。


そんな日々を過ごすうち、パッと転職の話が舞い込んできました。
転職先は北陸の富山県。ここに移住したことで、また違う時間の流れ方に遭遇するのです。


最初の勤め先は農家だったので、基本的に日が暮れれば仕事はおしまい。
寮に住み込みで通勤時間はせいぜい3分。
夏場は体の疲労を考えて、シエスタさながら長めの昼休み。

時間がこんなにあふれていることになんだか罪悪感すら感じて、最初の頃は無理やり仕事を作ったりなんてことも。
でもだんだんと自然の流れに身を任せることが心地よくなり、存分に時間を享受するようになりました。

仕事終わりに温泉へ行ったり、映画を見に行ったり。

稼ぎは東京にいたころより少なくなりましたが、不思議と心にゆとりができました。

暮らしが多様化する今、思うこと

それからまた転職してオフィスワークになっても、定時帰り。通勤時間も長くて30分。
何より、電車の時間に縛られないことが私にとっては大きく、車社会の便利さを実感しています。

今となっては娘が生まれ、時間の流れ方もガラッと変わりました。
これから仕事復帰して、ワーキングマザーとしてどうやって時間を使おう…?
今こそ、スペイン流時間の使い方のエッセンスをちょっと取り入れてみることができるかもしれません。

暮らし方は自分で描いていく時代。
移住を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
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