【株式会社コネクター・ジャパン】“周りと同じことをしなくていい時代“にどう生きるか

中濱 康広
株式会社コネクター・ジャパン 代表取締役CEO
座右の銘「志高く」
1977年、大阪府出身。大阪学院大学法学部を中退後、大手通信会社に入社。その後、転職を繰り返し、2014年にコネクター・ジャパンを創業。代表取締役に就任。

コネクター・ジャパンとは

――会社の説明をお願いします。
コネクター・ジャパンは、ホテルや旅館、美容室やネイルサロン、飲食店などのビジネスに対してITでの支援、いわゆる*DX (デジタルトランスフォーメーション)支援をしている会社です。
ホテルや旅館向けには、楽天トラベルやじゃらんなどの予約サイトに記載する施設情報の画像編集やプラン登録、金額調整などを、積み重ねた知識を生かしながらメンテナンスしています。
美容室向けにはLINEを使って簡単に予約できる「リピッテ」というサービスを企画開発し、提供も行っています。
コネクター・ジャパンは9期目に入ったところですが、人間の年齢で考えると中学生ぐらいだと思っています。急にこけることはなく安定していますが、自分がどんなポテンシャルを秘めているかわからない、まだまだ発展、成長途中の会社だと考えているからです。
フラットでオープンであるところも会社の大きな特徴で、新入社員であっても、社員だけでなく社長である僕の給料や経費まですべて見ることができます。

*DXとは…進化したデジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革すること。

動き出すきっかけと目標

――今の分野に着手しようと思ったきっかけは何ですか?
旅行をする・おいしいご飯を食べる・人としゃべることが好き、これが根幹にあります。
どれだけお金を持っていたとしても、最高の贅沢とはおいしいものを食べることや、いい場所に泊まりに行くことだと思っています。
人の贅沢のためのサービスがなくなってしまうことを防ぎ、さらに増やしていきたいという使命感のもと活動しています。

――ITの分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
元々はゲームが好きだったんです。大学生になったときに初めて、当時はまだ高額だったPCを購入し、そこからIT分野に対する興味が大きくなっていきました。
さらに、大学生活中にソフトバンクの孫正義さんの書いた本に出会いました。そこには「インターネットの時代がこれから来る!」と書かれていて、その言葉に衝撃を受け、気づいたら大学を2年生で中退していました。(笑)
そしてそのままITの世界に飛び込んでいったわけです。

――社員の方に対する想いはありますか?
僕は、社員とは生涯の友達という関係でいたいと考えています。
人生には波があると思います。どこにいたとしても「調子悪い時期もあるよね」とお互い分かり合えるような関係になりたいと思っています。
そのため、僕は入社してくれたメンバーみんなに「一生、一緒に仕事しよう!」と声をかけています。


――人生の目標は何ですか?
会社の目標にもしていますが、世界を繋ぐというようなキャッチフレーズで、“世界で100拠点を作る”ことを目標にしています。
色んな思い出を、色んな場所で、色んな人と作ることが人生で一番豊かで、幸せを感じるときなのかなと思っていて、たくさんの思い出作りをするということが僕の中で一番大切にしていることです。

今の時代のきっかけは“逆ギャップ”

――人生のターニングポイントはどこにありますか?
世界で100拠点を作り、グローバル企業になるといった目標をもつきっかけは、自分の出身地にあります。
僕が生まれた大阪の岸和田の近くには関西国際空港があるのですが、僕が学生の時に開港したんです。その時、「実家から10分の所に世界中に行ける入口がある!」と感激し、自分が海外に行く姿などをたくさん想像したことを覚えています。
また、ちょうど同じころに、インターネットに初めて触れる機会がありました。
簡単に世界とつながれるのに、この場所でじっとしているのはもったいない!」というギャップを感じたことが今の僕の原動力ですね。

今の時代、ギャップを感じる機会は少ないかもしれませんが、東南アジアやアフリカに旅行して、*逆ギャップを感じることも大事かもしれません。僕が学生だったらそうしますね!

*日本よりも発展している国を見てギャップを感じることが昔は多かったですが、今の日本は発展していてギャップを感じることは少ない。従って、現代は逆に発展途上国を見ることでギャップを感じることができる。それをここでは「逆ギャップ」と呼んでいます。(インタビュー担当補足)

2度の挫折

――過去の挫折や失敗経験はありますか?
1回目の挫折は、ITバブルが弾けた1999年にしました。
その影響で50人ほどのスタッフをリストラすることになってしまったんです。
社会の大きな力に抵抗できない自分に悔しい思いをしたのを今でも覚えていますし、それが社員を大切にしたいという今の想いに繋がっていると思います。

2回目の挫折は、転職ですね。
携帯電話の業界で10年務めた後、外資系の企業に転職したのですが、ここでもまたリストラをする経験をしました。10年経っても力不足なのかと、涙を流しました。
起業した今でもコロナによる試練などありますが「二度とあんな思いはするものか!」という気持ちを持ち、乗り越えてきました。
これからの皆さんの人生にも、悔し涙や挫折はたくさんあると思います。でも絶対にその経験が生きるし、自分を強く大きくしてくれるので、トータルで見たら重要なことだと思います。

若者が大事にすべきポイント

――20代で大事にした方がいいことはなんですか?
1つ目は、何か小さなことでいいので自分がナンバーワンだといえる分野を作ることですね。僕が20代のころに携帯電話ショップの店員をしていたとき、全国で数人しか取得できない最高位の接客資格を保有していました。店長として関わった店も数多くの賞を獲得することが出来ました。
1番になった経験が1つでもあると、他の分野でもやれるはずだと、それだけで自分の自信に繋がりますよ。

2つ目は、いい意味で諦めることです。
何かの分野で1つだけを追求することもいいんですが、もしそこで努力した上で1番を取れなかった場合は、悲観するのではなく諦めた方が良いと考えています。
80点から伸び悩んだとしたら、次に別の分野で60点ぐらいのものを80点まで伸ばすことが大事だと思います。
複数の分野を伸ばして、それらを掛け算すると大きな力になります

まずは1つの分野でナンバーワンを目指しましょう!そのあと、他の分野を伸ばしていくこと。
それを繰り返すことで、社会における貴重な人材になることができます。


――就活生が大事にしたほうがいい考え方を教えてください。
自分の人生の中で使命感を持っていたり、やりたいことが決まっているのであれば、その分野や業界での仕事をする発想を持つと良いと考えています。

儲かることがすべてではないんです。
売上を上げたり、利益を上げたりすることがすべてではないんですよ。
お金だけ見ていても、やっぱり幸せにはなかなか近づけなかったりするので、使命感だったり自分の好きなことを追求して、その業界に貢献するのが一番いいんじゃないかなと思っています。
やりたいことが見つからなくても、興味のある分野を少しずつ掘っていき、視野を広げていくのがいいと思います。これは流行っているものでも流行ってないものでも大丈夫です。
僕のときは、インターネットなんて流行ってなかったですし (笑)

学生へのメッセージ

――学生に対して伝えたいことやメッセージをお願いします。
やりたいことや、これだけは根気を入れて頑張ろうと思えることを見つけるのは大変だと思います。
なので、少しでも興味のあることやチャンスを見つけたら、周りに遠慮せずにどんどん突き進んでいってほしいと思います。
今の時代は周りと同じ事をしなくていい時代です。積極的に遠慮せずに何でもやりましょう!

株式会社コネクター・ジャパン 代表取締役 CEO 中濱 康広
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