【株式会社モンテカンポ】誰もがしあわせに働く環境を’’共創’’する

山野 雅史
株式会社モンテカンポ 代表取締役
座右の銘「利他法界同利益・縁ある人と共に互いにしあわせであること」
東京都江東区出身。幼少期に実家が寿司屋を開業。開業当初は両親が忙しく、祖父母の経営している床屋で過ごした。 高校卒業後に美容専門学校に入学。卒業後に5年間美容師として働く。その後、美容師を辞め、IT業界に13年間勤務。2012年に株式会社モンテカンポを創業。

株式会社モンテカンポとは

ーはじめに会社の説明をお願いします

2012年の創業以来、「共創」をテーマにソフトウェアのテストと開発の2つの事業を軸にして、お客様にサービスを提供してきました。
その後、様々にかたちを変えてきましたが、「しあわせ品質共創会社」としてお客様やユーザー様それぞれにとって最適な品質を共に創りたいという想いは、ずっと変わっていません。
技術職、専門職の人々が自らの専門領域に専念できる環境をICT技術を使って整えることが、わが社の固有の役割です。

ー事業内容について教えてください

「開発事業」「検証事業」「コクリエイト事業」の3つが事業の大きな柱です。
「開発事業」では、お客様の依頼からアプリやシステムの開発を行い納品。
「検証事業」では、お客様がつくったシステムやアプリを事前にチェックを行っています。
2017年頃から共創をテーマに始めた「コクリエイト事業」では、お客様の品質管理を簡単にするツールの販売を始めています。
現在行っている新事業は、美容師さんが自分らしく技術を提供できる環境をつくることを目標に、お客様のアンケートから自分の強みを視覚化できるようなサービスの提供です。
専門職の方が働きやすい環境をつくることが「コクリエイト事業」のコンセプトです。

ー山野さんが大事にしている経営理念についてお聞きしたいです

専門職や技術に関わる全ての人が幸せになれるような経営理念(*)を掲げています。
社員には、この経営理念を基準として判断をするように伝えています。
私たちは人間なので、その日に起きた出来事によって気分の浮き沈みがあります。落ち込んでいるとき、嬉しいときでは別々の判断をしてしまうかもしれません。
経営理念を軸にすることによって、判断基準を状況によって変化させないことが、私たちの会社の特徴です。

*経営理念
“わたしたちは「しあわせ品質共創会社」として、それぞれのつよみを最大限発揮することで、専門職や技術に関わる全ての人の幸福と発展を共創します。”

経営者という存在

ー子供の頃から社長に興味はありましたか?

小学校4年生のときに、学校の体育館で「社長になりたい」と発表したことを覚えています。自営業の家庭で育ったので、小さいときから経営に興味がありました。

ー社長という存在について、当時のイメージは?
私の父親と近所の職人のおじさん達の影響もあって、好きな車を買って贅沢に暮らしている「社長=パワハラ親父」という昭和のイメージがありました。

一方で、自分で判断したり、決断したり、自分のやりたいことをやっている一面もあることを知っていたので、社長に憧れていたのもあります。

美容師からIT業界という異色の経歴

ー美容師を目指した理由は?
漠然と「社長になりたい」という考えはありましたが、どの業界に進めばいいかわかりませんでした。
子どもの頃から、手に職をつけることが全てだと思っていたので、専門的な仕事に就くことを決めました。

美容師を目指したきっかけは、床屋を経営していた祖父・祖母の影響もありますが、中学2年生頃にファッションに目覚めたことだと思います。
自分の好きな仕事をやりたいという思いから、美容師を目指すようになりました。

ー美容師として働いていた期間は?
美容専門学校を卒業してから5年間、美容師の仕事をしていました。

ー美容師を辞めてしまった理由は?
アレルギーの関係で美容用の薬品が体質に合わず、美容師の仕事を続けることができなかったからです。
実は、今でも美容師をやりたいと思っているほど美容師の仕事は大好きです(笑)

ーなぜIT業界を目指したのですか
私が美容師をやめた頃は、windows98が発表されたり、ガラケーのiモードでインターネットに接続できるようになったりと、身の回りにインターネットが普及してきた時代でした。

ホリエモンがライブドアの経営者として出てきた時期です。経営者のイメージが「お金を持っているおじさん」という昭和のイメージだったので、若くてすごい人が出てきたと衝撃的だったことを今でも覚えています。
この出来事が、私の経営者に対するイメージを変えたきっかけです。

当時25歳だった私は、そのときからIT業界を目指してみようと思うようになりました。
プログラミングなどのIT関連の経験はなく、何もわからない業界に入ることは不安でしたが、IT業界の中でも、簡単なソフトウェアのテストの仕事であれば、ITの専門的な知識が無くても雇ってもらえました。
その業種の見習いとして会社に入社したことがIT業界に入ったきっかけです。

経営者になるまで

ー経営者になった経緯は?
ソフトウェア検証テストの会社には13年間勤めていました。2012年に今の会社を創業したのですが、きっかけは勤めていた会社の経営がリーマンショックなどの影響もあり傾いていたことです。

当時の社長と話をして独立することを決めました。本当は一人で独立するつもりでしたが、当時在籍していた社員とお客さんも引き継ぐことになり、10名の社員と共に今の会社を創業をしました。

ー1人で創業をするときは、どのような事業内容を考えていたのですか?
何か美容師さんの役に立ちたいという想いがあったので、ホームページの作成などの美容師さん向けのITサポートを行おうと考えていました。
改めて考えれば、競合するシステム会社が多数ある中で起業するのは無謀だったと思います。
幸いにも、前の会社の事業を引き継ぐかたちで創業できたので、翌月には売上が出る状態で会社経営を開始できました。
結果的に、現在の会社で美容師さんをサポートする事業を始められたので、当時やりたかったことができています。

ー今の経営理念はどのような想いでつくりましたか?
今の経営理念は、様々な業種による「共創」という言葉がテーマになっています。

私たちの仕事はプログラマーをはじめとする、様々な業種によって成り立っています。
それらの業種も、お客様からの依頼があることで成り立ちます。

そんな人々がお互いに支え合う職場において、共に会社を創っていくという意味を持つ「共創」は1つの大きなテーマではないかと考え、キーワードに入れて現在の経営理念をつくりました。

山野さん自身に関して

ー自分の進路をどのように決めていますか?

これは私の考え方なんですが、人は自分の選択を自然に正解にしようとしていると思っています。
例えばある選択が、自分が苦手なものだったとします。とにかくそれを続けた後、自分の行動を振り返ると、続けられたことで意外にも、その選択が実は自分に合っていたのかもと思えるようなことがあるのではないでしょうか。

このように「理由は後からついてくる」というのが私の考えです。そのため、私は一度やると決めたことは諦めずに続けることを心がけています。

ー美容師としての経験がIT業界内で役に立ったことがありますか?
めちゃくちゃありました。
美容師のときは日常的にお客様と会話していたので、会話のきっかけをつくるのが得意になりました。
私の入った会社(IT業界)の人たちは、コミュニケーションが苦手な人が多かったんですよ。
当時衝撃を受けたエピソードとして、隣に座っていた人がチャットアプリでお昼ごはんを誘ってきたことがありました。すぐ近くにいるんだから直接話しかけてくればいいと思いませんか?笑
入社した会社のエンジニアの方々はそんな人が多かったです。

私はITのスキルはないけれど、IT業界の中ではコミュニケーションが得意な方で、コミュニケーションスキルがあることに気がついたんです。
私の周りのエンジニアの人は営業と交渉することが苦手だったので、私のコミュニケーションスキルが重宝がられました。

ー人生のターニングポイントはありますか?
2つあります。

1つ目は美容業界からIT業界に切り替えたことです。
美容業界を諦めたときは、自暴自棄になって何もすることができませんでした。
そんな私を見かねた今の奥さんが、IT会社の社長と話す機会をつくってくれました。これがIT業界に興味をもったきっかけのひとつでもあります。
彼女がきっかけを与えてくれたので今の自分があります。

2つ目は経営理念を新しくしたときですね。
会社を創業してから数年後に、経営理念が大事だと知りました。たくさん本を読んで「物心両面の幸福」という言葉を使って、経営理念をつくったんですね。
けれど「それは私の言葉ではない」ということに気がついて、この言葉では私の考える「共創」は実現できないと考えました。
私自身の経験として、技術職などの専門職の方々にとって、自分の専門的なスキルが役に立つことが、幸せな瞬間ということを知っていました。
そんな幸せを一緒に求めていこうというと考えたことが、今の経営理念のきっかけです。

ー今の経営理念に変えてから会社としての変化はありましたか?
売上などの業績に影響したかは分からないです。
どちらかというと、私自身の変化が大きかったと思います。
私が事業に本気で向き合おうと思えたことで、社員の皆さんももこの事業を成功に導こうと思ってくれたはずです。
それにより、美容師さん向けのサービスをどのように進めるかについて、昔より真剣に討論できています。

ー山野さんの未来のビジョンをお聞きしたいです。
仕事の面では、美容師さん1人1人が自分の美容というお仕事を今以上に楽しいと思って働けるよう、今の美容業界を変えていきたいです。
今の美容師さんが幸せでないという意味ではなくて、美容以外の仕事で疲弊してしまうことが多い業界なので、美容に集中できる環境をつくりたいです。
そのために、会社として、技術職の人たちが仕事をしやすい環境をつくることを目指していきたと思います。
プライベートの面では、私の子どもが明るい夢を持てる未来を築きたいです。

若者へのメッセージ

ーやりたいことがないという学生さんが、接客業に就いたらその後の選択肢が広がると思いますか?
私の場合、美容師の仕事が、その後の選択肢を広げるきっかけになりましたが、その考えはあまり良くないと思います。

皆さんの印象では、美容師はコミュニケーションが好きそうに見えるかもしれません。
しかし、意外にもコミュニケーションが苦手な人も多いです。

彼らは技術職の人間なので、自分の専門の話になると話が盛り上がりますが、接客に苦手意識を持っている美容師さんは実は多いんです。
接客の仕事は得意・不得意が分かれるので、必ずしも接客業につけばその後の選択肢が広がるとは限らないと思います。

ー就活を向かえる若者へのメッセージはありますか?
本当にやりたいと思える仕事をやって欲しいと思います。その仕事を始めて続けてみてから、改めて考えることで、自分の目標を明確にできるはずです。
例えば、50歳になったときに、どんな自分でいたいかを考えてから、逆算をしてその自分になるために今の自分は何をするべきなのかを考えてみてください。
仕事だけではなくて、家族はどんな状態なのか、結婚しているのか、子どもがいるのか、どこに住んでいるのか、といったことを深く具体的に妄想する時間をつくってみてください。
深く考える時間を持てば、今の自分が将来のために何をするべきなのか見えてくるかなと思います。

株式会社モンテカンポ 代表取締役 山野 雅史

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会社情報

株式会社モンテカンポ
港区西新橋2−13−6 ミタニビル3階
2012年03月 創立
10人のメンバー
03-5510-8991

https://montecampo.co.jp/